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2010年11月10日 (水)

「三方良し!」か

 最近、明治維新前の江戸時代の良さを見直す論調が本や新聞等で目にします。

   以前読んだ、中谷巌さんのbook「日本の復元力」にもありましたが、日本人が

 近年、精神的なよりどころ、あるいは国民的な「気概」を失っているのではないか?

 その結果、うつ病や自殺者が増えている。日本人が「根なし草」になっている

 自分自身の「ルーツ」を見失っている「アイデンティティ」を感じなくなっている。

  とありました。中谷さんによるとそれは明治以降の西洋の民主主義や市場原理

 主義に習い、その波に流されて、個人の欲望も利己的で刹那的になっていると本の

 中で書いていました。

   

  先日読んだ、「江戸の智恵」にも同様なことが、この本は養老孟司と徳川恒孝さん 

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との対談です。養老さんは「バカの壁」でご存知の東大医学部卒の解剖学者、徳川さんは徳川宗家18代当主です。

養老さんの本は面白いね!

この本の中で、養老さんが指摘している、江戸時代からの商売の進め方「三方良し」という考え方は、今でも日本的な、庶民的な考え方として残っていると思いますね。

本の中で養老さんが、最近「談合はフェアではない」という批判が聞こえてきますが、日本では江戸の昔から「話し合い」という名の談合を繰り返してきました。そのルールがじつに複雑で面白い。例えばある組合の集まりで競りを行うとします。競りの参加者たちのつけた値段が座長のもとに集められますが、最高額をつけた人には落札させない。二番目に高い値段をつけた参加者が商品を落札し、落札額は必ず公開されます。すると今度は、それを手に入れたいという人と落札者との間で話し合いが持たれる仕組み。

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 一番高い値段をつけた人が落札すれば「お金があれば何でも買える」ということになり、道義上収まりがつかない。業界や社会全体のことを考えならが親分の権限で手を加えるわけです。

  「売り手よし、買い手よし、世間よし」 happy01世間も納得する商売として「三方良し」。

 この内容を読んで、庶民感覚として日本人には、その「三方良し」のルーツが

 あるな~と感じました。happy01

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